OPCs(オリゴメリック・プロアントシアニジン)発見の歴史
カナダのケベック地方では、古くからインディアン(先住民)たちが、そこに生育する松の樹皮からの樹液を、薬として日常的に利用していました。
世界的に航海と探検に明け暮れた「大航海時代」の1535年、フランス国王の命を受けカナダを探検中のフランス人探検家のジャック・カルティエは、船員110人のうち25人をビタミンC不足による壊血病で失い、残る85人のうち50人も瀕死の重傷であえいでいました。
その時先住民のケベックインディアンから「アネダ(Anneda)」という松の樹皮を煎じたお茶を与えられ、重傷者も快癒したという古い記録が残されています。
時は流れ、その約400年後、同じフランス人のジャック・マスケリエ博士は若くしてケベック大学の客員教授としてカナダにやってきました。
マスケリエ教授はそのカルティエの古い記録を検証するために、お茶の成分である松の樹皮やその他の植物の研究を開始しました。やがて教授はフランス海岸松の樹皮に、生体に有効なポリフェノール性フラボノイドが多量に含まれることを発見しました。またこれが歴史に残る「アネダ」という松の樹皮の成分に酷似していることも突き止めたのです。そして過去数十年に渡り、マスケリエ博士とベルケム研究所が研究と臨床を重ねた結果、OPCs(オリゴメリック・プロアントシアニジン)の化学構造式、有効性などがついに明らかにされたのです。
リアルOPCs
植物に含まれる栄養素の中には、そのままの状態では消化吸収されないものがあります。ブドウの種子もそうですが、ビタミンE、フラボノイド、リノレン酸、フェノール類プロシアニジンなどを豊富に含有しています。幸いなことに、現代科学の力でブドウ種子からエキスを抽出し、ブドウ種子に含まれる有益な栄養素を丸ごと効率よく摂取することができるようになっています。
高品質のブドウ種子エキスは、活性酸素を抑える強力な健康補助成分、オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を高濃度で含んでいます。これは、老化を促進させたり体内環境の悪化を助長したりする、多くの酸化性物質から体中の細胞を保護する上で、驚くほど有益な栄養素です。
1980年代以来、OPCsがもたらす健康効果について、何百にも及ぶ科学的研究が行われ、その効果が証明されました。ある種の植物の繊維部分から発見されたこの物質は、ブドウの種子の栄養素の中でも最も有益な成分です。
多くの研究によって、OPCが活性酸素の攻撃を食い止め、循環器の健康、免疫機能、皮膚や関節の健康、健全な視力などの維持において、重要な役割を果たすことが証明されました。さらに昨今の研究によって、全身における様々な代謝機能においても、OPCが補助的な役割を果たすことが明らかにされました。
従来、長い間、ビタミンCやビタミンE、ベータカロチンなどを含有する野菜や果物、あるいはかんきつ類や緑の葉野菜を含む新鮮な食品こそが、最も優れた抗酸化物質の供給源だと考えられてきました。
ブドウ種子は、抗酸化物質の摂取源として最も認知度が高いというわけではないかも知れませんが、実際にはその効果と独特の特性から、最も優れた抗酸化物質であると言えます。
ある種のブドウ種子エキスについて、ビタ ミンCやビタミンEのようなビタミンに代表される抗酸化物質と比べた場合、単一の抗酸化ビタミンよりもはるかに高い抗酸化能力を発揮するということが証明されたのは、比較的最近のことです。
だからといって、伝統的に抗酸化物質を豊富に含むものとして知られてきた食品はもう要らないかと言えば、それは大きな間違いです。なぜなら、多様な栄養素を取り入れることで、あなたの体の抵抗力を最大限に引き出すことができるからです。
活性酸素の攻撃から体を保護する作用はどのタイプの抗酸化物質にもあります。活性酸素は健康な細胞を傷つける分子で、DNAをも攻撃して、私たちの体に様々な問題を引き起こします。
OPCの最も驚くべき特徴をひとつ挙げるなら、活性酸素を不活化するのと同時に、OPC自体が内部に有する抗酸化分子のネットワークを使って、自力で抗酸化能力を復活させることができるという独特な能力を持っていることです。言い換えれば、OPCは他の抗酸化物質のように簡単に酸化、つまり消耗されることはないのです。
強力かつ有益なOPCだけが、ブドウ種子の中に含まれる唯一の抗酸化物質というわけではありません。もう一つの重要な成分であるレスベラトロールは、ブドウの皮や葉に豊富に含まれる物質で、循環器系統やその他全身の健康をサポートします。
ブドウ種子に含まれるすべての栄養素を種入りのブドウから摂取しようとすると、その種を噛み砕いて飲み込まなければなりません。しかも、大量のブドウを食べる必要があります。
高品質のブドウ種子エキスがあれば、人体にこの重要な抗酸化物質を確実かつ効果的に取り入れ、健康維持に活用することができます。これはジャック・マスケリエ博士(1940年代に OPCを発見した研究者)の長年にわたる綿密な研究の功績です。彼が類い稀な価値を有するOPCの独特な抽出・濃縮の方法論を後世に残してくれたおかげで、現在のOPCサプリメントがあるのです。
数あるOPCサプリメントの中でも、ライフプラス社のプロアンセノルズはマスケリエ博士自ら研究・開発に携わっていますのでその混合比率も最適なものとなっています。
プロアンセノルズはマスケリエ博士の研究で最も吸収効率が高いとされる松の樹皮エキスとブドウ種子エキスの混合OPCサプリメントで、その製造工程において他社では一般的に使われている増粘剤等の添加物(グリセリン脂肪酸エステル ショ糖エステル ミツロウ 着色料 結晶セルロース シェラック など)を一切使わずに、植物活性酵素(ファイトザイム)にて加工しています。
他社OP製品はもちろんマスケリエ抽出法の製品においても完全無添加はプロアンセノルズだけなのです。