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DHA・EPAで花粉症は改善する
EPA・DHAが不足する理由
現代の日本人は、戦前に比べると魚の摂取量がかなり減っていると言われています。逆に食生活の欧米化やファストフードの普及によって肉類の摂取量は急激に増加しました。
実際、大人や子供、男女を問わず好きな食べ物の上位には、焼肉、ステーキ、ハンバーグ、牛丼、カレー、フライドチキンなどの肉料理が占めています。
つまりこの事実は、日本人の体内でコレステロールや中性脂肪、過酸化脂質が増加しておることを意味します。肥満や動脈硬化、脳卒中、高脂血症等のリスクが高まるということです。また、n-6系の多価不飽和脂肪酸、つまりリノール酸を含む調理用油の多用も、体内で過酸化脂質を増加させてしまいます。
一方、魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸には、悪玉のLDLコレステロールの増加と中性脂肪値を抑え、血液の粘度と血圧を下げ、免疫システムを強化するなどの働きがあります。
魚の摂取が減るということは、こうした脂肪酸のバランスが崩れることであり、その結果、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患にかかるリスクが増加するのです。
特にDHAには、抗炎症作用があります。これは癌の予防とほぼ同じメカニズムですが、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患に対して抗炎症、抗アレルギー効果を発揮するといったことが明らかになってきています。
DHA、EPAとも不飽和脂肪酸であり必須脂肪酸です。
EPAとDHAは、どちらも生活習慣病を予防したり血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたりすることができるのですが、それぞれ得意分野があります。
DHAはEPAよりもコレステロール値を下げる効果が優れています。大きな特徴は脳神経まで運ばれるということにあります。
EPAはDHAよりも中性脂肪を減少させる効果が優れています。
花粉症等のアレルギーに影響する食生活
昔に比べると「アレルギー」という言葉を聞く機会が多くなりました。実際、花粉症等の何らかのアレルギーを持つ日本人は増加傾向にあります。
これには、主に3つの原因が考えられています。
ひとつは、ハウスダスト、ペット、スギ花粉など、アレルギーの原因物質(アレルゲン)の増加です。特に、ハウスダストは建物の構造変化やエアコンの使用により、近年著しく増えているとされています。
もうひとつが、増悪因子の増加です。特に、大気汚染は喘息や花粉症の増悪因子となります。また、ストレスはアレルギー性皮膚炎の増悪因子になるとされています。
最後のひとつが、食生活の変化です。例えば、動物性タンパク質である牛乳や卵の過剰摂取は、牛乳アレルギーや卵アレルギーの発症頻度を高めます。
また、マーガリンや精製油などに含まれるオメガ6系と呼ばれる脂質を摂りすぎると、体の中の炎症反応が起きやすくなるといわれています。反対に、青魚に多く含まれるEPA・DHAなどのオメガ3系の脂質には、体の中の炎症反応を抑制する働きがあるとされます。
元来、日本人は魚を好んで食べていましたが、食生活が欧米化することで肉類が中心となり、また、コンビニやファストフードが多くできたことから質の悪い油を多く摂取するようになりました。
こうした食生活の変化が、アレルギーの増加に大きく影響しているのではと考えられています。
EPA・DHAのアレルギー抑制メカニズム
EPAには、炎症の原因となる物質「プロスタグランジン」の合成に使われる、シクロオキシゲナーゼやリポキシゲナーゼ等の酵素を抑制する働きがあります。
これらの酵素が抑制されると、損傷を受けた炎症部位や組織に入り込んだ白血球から放出される生理活性物質(さまざまな生体反応を制御する化学物質)も抑えられます。
この作用から、アレルギー反応を促す酵素の阻害効果が期待できると考えられています。
DHAには、「プロスタグランジン」と「オリコトリエントPAF(パフ)」という「サイトカイン」の産生を抑える働きがあります。
プロスタグランジンとサイトカインは、どちらも炎症の原因となる物質なので、これらを抑制することでアレルギーの緩和が期待できるとされています。
実際に、DHAを含んだ石けんの使用で乾癬(慢性の皮膚角化疾患)が改善したり、DHAの投与により花粉症の改善が見られたりしたという報告もあります。
このように、EPAとDHAには健康維持効果や脳の活性効果だけでなく、花粉症等のアレルギー症状を改善する効果もあることがわかっています。
花粉症やアトピー、喘息等のアレルギー症状を改善するには、EPAとDHAが多く含まれる青魚を積極的に食べるよう意識したり、食事で摂れない場合は、サプリメントで摂取したりすることも大切です。特に青魚にアレルギーがある人はサプリメントをお勧めします。
EPAとDHAの違い
EPAとDHAは、どちらも生活習慣病の予防に高い効果を発揮することから、似たような成分と思われている方も少なくありません。しかし、両者は人体に働きかける場所やメカニズム、具体的な効果において、明確な違いがあります。
血液サラサラ効果はEPA
血中の中性脂肪濃度や悪玉コレステロール濃度が高くなったり、血糖値が上昇したりすると、血液は粘性を増してドロドロの状態になります。
このドロドロ状態を改善し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞、高血圧症等を予防するのに、EPAとDHAは両社とも有効に働きます。ただし、そのアプローチの仕方には違いがあります。
DHAは、血管や赤血球の細胞膜をやわらかくすることにより血流を促します。
一方のEPAは、高い血小板凝集抑制作用により、血栓を作らせないことで血流をよくします。
そのため、血栓を防いで血液の流れを潤滑にする効果は、EPAの方がより高いと言われています。
神経系に働きかけるDHA
DHAとEPAは、摂取されると小腸で吸収されて肝臓を通り血液に入っていきます。その後、DHAは神経細胞の細胞膜リン脂質の成分となるために、血流に乗って脳まで送られていきます。
脳の入り口には血液脳関門という血液から脳組織への物質の移動を選別する仕組みがあり、脳に必要な物質とそうでないものを選り分けています。DHAはこの関門を突破できる数少ない成分のひとつなのです。
特に、DHAは記憶力や学習能力に関係する海馬に集められるため、脳の活動を活性化させる重要な成分とされています。
アルツハイマーや認知症の患者の海馬には、通常の半分のDHAしかないと言われています。
また、DHAには副交感神経が優位に働くときに必要となるセロトニンを作る神経を活性化する効果や、イライラや不安の原因となるノルアドレナリンの分泌を抑える効果があります。
そのため、DHAは自律神経を整える効果が期待できるので、その結果、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息等の自律神経の乱れが原因のひとつとされるアレルギー疾患にも改善効果が期待できるのです。